top of page

国立テラス

所在地:

東京都 国立市

用途:

長屋

竣工年:

2024年

延床面積:

458.65㎡

構造設計:

オーノJAPAN

設備設計:

EOS Plus/川村設備研究所

施工:

山菱工務店

撮影:

中山保寛

インフィル設計: A・D・E棟 黒川智之建築設計事務所
         B・C・F棟 TENHACHI

国立駅のほど近くに建つ長屋形式のコーポラティブハウス。
6戸の住戸に囲まれた共用庭、襞状の外形が隣地側に生み出す専用庭、2階レベルの専用テラス、屋上のルーフテラスの4つのタイプの「庭」を用意した。
この4つの庭が、生活空間を介して水平的・垂直的に結ばれ、更には隣接する敷地がもつ大きな庭に呼応しながら環境が紡がれていくということを考えの主軸としている。
プランは階によって住戸同士が立体的に絡み合うクロスメゾネットを多く採用し、敷地内外の様々な外部環境からどの環境を選び取るか、どういった関係を結んでいくかによって住戸毎の個性が発揮される。
各住戸が屋上に持つ専用のルーフガーデンは、フェンスの種類・立ち上がりの高さによって、オープンからクローズドな設えまで段階的に設定し、多様な居場所をつくり出している。「庭」を敷地内外にわたって共有できる対象と捉え、庭と生活が一体となった住まい方が実現されることで、国立という街を育む「集合のかたち」のモデルとなることを期待する。

bottom of page